2、加えて「強い経済」の名のもとに、「国際競争力に勝つ安い賃金」政策の推進によって非正規労働者の増大にともない貧困が広がっています。
非正規労働者は1,805万人35.1%と10年前の約1.5倍で、賃金は正規労働者の54.3%といわれています。ボーナス無し、退職金無し、最低賃金程度で80時間を超える残業をして、月20万円そこそこの賃金という「企業ぐるみ非正規労働者」「名ばかり正社員」が多数生まれています。
3、厚生労働省「毎月勤労統計調査」では、2000年に35万5474円あった月平均給与総額は、2011年には31万6792円に3万8682円も引き下げられ、国税庁の民間給与調査でも同じ期間に、年間52万円も減収となっています。しかも、年収200万円以下の労働者は1993年には735.9万人だったのが2010年には1045.2万人へと309万人も増えています。年収300万円以下になると41%にも達しています。
賃金階層別の労働者分布を見ても、男性では月20万円未満が2000年の12.7%から2011年には16.3%に増え、女性では20万円未満が44.1%にも達し、貧困の実態は深刻さを増しています。
福岡県 北九州市 若松区 ビジネスホテル うめかぜ組合
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